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薬がなくて困ってるという話の続き。
2023年は、ずっと薬不足・検査キット不足に振り回され続けました。
診療ガイドラインに記載されている標準的治療をしたくても、薬がない・キットがないとなると標準的治療ができない…医療崩壊だと思うんですけどね。なぜか「医療崩壊の危機」としか報道されませんが。
これ、正確には、大分の(もしくは日本の)どこかに多少の在庫はあるんだと思います。
正直、医師として、不足している薬の処方箋も発行することはできるんです。
でも、どこの薬局に在庫があるかも分からないような薬を記載した処方箋は出せない、というのが私の考えです。薬剤師さんは困り果てるだろうし、患者のみなさんは在庫のある薬局を探し回る羽目になってしまいます。そうなるくらいなら、代わりになる治療法・治療薬を考えるのが医師の役割なのではないかな、というのが当院の方針であり、院長としてのこだわりです。
ご理解いただければと思い、ブログに綴ってみました。
ちなみに、不足している有名な咳止めの薬、元に戻るのはメディアの報道(政府の見解?)では2024年春、製薬会社の見込みでは2025年らしいです…。